親鸞(上)

親鸞 (上) (五木寛之「親鸞」)

五木 寛之 / 講談社



親鸞の小説。上流階級の人のみを対象とし、形式的な祈りが支配的な時代に、彼のやろうとしたことは、極楽浄土に行くことができない悪人を救うことだった。将来の保障を捨ててまで、仏とはいったい何なのか、どうして人は仏を求めるのかという根本的な問いに悩む親鸞は、気高いと思う。こうした根本的な問いはわれわれ現代人にとっても同じだと思う。自分は何のために生きているのか。生かされているのか。いつのまにか生きること自体が目的かのような錯覚に陥る。
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by shohey0229 | 2010-03-28 20:03 | 読書