なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか

なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか (PHP新書) なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか (PHP新書)
若松 義人 (2005/12)
PHP研究所
この商品の詳細を見る

トヨタの人材教育について主に書かれていた。トヨタ流の教育の基本は「上司が部下の知恵を引き出すことに努める」ことにある。その為、上司は部下に課題を与えても、絶対に答えは教えない。答えは部下が出すのだ。しかし、上司は完全に放任主義という訳ではなく、部下と一緒に一生懸命考え、部下のアイディアを積極的に実行に移す。こういったことの繰り返しで部下は自ら考える能力と自信を身に着けるそうだ。

この本の中で僕が興味を持ったのはトヨタの現場主義に関するエピソードである。トヨタでは、製造現場にいる人間が上司に報告に行くのではなく、上司から現場に赴いて報告を受ける習慣があるらしい。これは、部下に仕事に専念させる為だったり、実際に見なければ分からない現場の問題点を探したりする為だそうだ。さらに、現場の平社員にも重役と話をする機会があるので、現場からの改善提案をたくさん聞くことができるという。

僕は自動車ではないが、製造業への就職が決まっている。設計職なので製造現場に行く機会は限られているが、この本を読んで、生産歩留まり・コストダウンなどは製造現場が鍵を握っているんだなと感じた。だから、自分の設計した製品をよりよくするには、設計の仕事だけじゃなくて、製造現場とのコミュニケーションも重要だと思った。
[PR]
by shohey0229 | 2007-09-12 18:56 | 読書