カラマーゾフの兄弟2

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)
(2006/11/09)
ドストエフスキー

商品詳細を見る

・あらすじ
ヒョードルとドミートリーの女の奪い合い。ドミートリーが縁を切りたがっている女を愛しているイワン。アリョーシャは家族の人間関係に悩まされる。加えてアリョーシャの尊敬するゾシマ長老が危篤状態にある。このような物語を背景として、神の不在が議論される。

・感想
この時代のロシア人は自己中心的だと、「カラマーゾフの兄弟」を読むたびに思わされる。でもこれは今の日本の状態と似ているかも知れない。例えば「不機嫌な職場」で語られていたみたいに、今の日本企業は社員同士が協力し合えない状態だそうだ。これは「カラマーゾフの兄弟」では「人間の孤立」と表現されている。

「カラマーゾフの兄弟」で議論されてる神というのは、「人間の孤立」を脱する為の手段としての側面があると思う。神秘的なものがあるから、人は他人の為に良いことができる。逆に心に神がいないなら、人は自己中心的になる。神の存在がこのような機能に基づくものなら、十分意味があるものなんじゃないかと僕は思った。
[PR]
by shohey0229 | 2008-05-24 09:13 | 読書