【読書】統計でウソをつく法

統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス 120)統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス 120)
(1968/07)
ダレル・ハフ

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・内容

ニュース記事や評論にさりげなく挿入される統計学−平均値とか成長率とかの数字。統計があるだけで説得力があるように感じてしまうことも多いが、あれらの数字の中には意味のないものや、一般の人に誤解を招かせるものがほとんどだ。企業(特に広告会社)は自分の利益の為に、詐欺的に統計を利用している傾向もある。本書はこうした事例を取り上げ、統計で騙されない為に、統計でウソをつく方法を紹介している。

・感想

中島さんのブログlife is beautifulの記事でちょこっと引用されてて興味を持って購入。

良い本です。こういう雑学的な内容の本を読みたいと思ってた。抽象的な議論に留まらず、事例が数多く紹介されている点が良いと思う。ブルーバックスはこの手の本が多そうなので、また見つけたいものだ。

さて、論旨だが、学生時代の研究を経験した身としてはよく分かることが多かった。研究って自分の成果を評価されてなんぼの世界だから、成果をよりよく見せる為に、一番いい統計指標を使うものなんですよ。逆にあんまり凄く見えない数字は、自分の中に仕舞い込む。都合の悪い数字は見なかったことにする世界も分野によってはあります。良心の呵責に悩む研究者は数多いと思う。本当によい成果ってなかなか出ないから、こういうことで食いつないでいかないと生きていけないんです。ちなみに偉い人は、こういう統計のごまかしは大抵見抜いています。
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by shohey0229 | 2008-06-21 12:23 | 読書