マクドナルドの新商品発売、「サクラ」動員は東京でも

ニュース元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000030-yom-soci

■まず、クォーターパウンダーについて

クォーターパウンダー、個人的には好きですけどね。あれを食べた後に、ビッグマックを食べると、一般バーガーのハンバーグのショボサに驚きます。むしろクォーターパウンダーを出した瞬間から、ビッグマックのコスト削減を図ったのではないか?って疑いました。

この辺、ブルーレイとDVDに似てますね。ブルーレイで映画を見た人は、ブルーレイの美しさにビックリするというより、ブルーレイで見た後のDVDの画質のショボサに驚くそうです。知らない世界を体験した後で、従来の世界の見方が変わる、と言えば聴こえはいいけど、知らない方が良い世界もある、という感じはしますね。知っても、何ら得をした感じがしないので。

■サクラを使ったことについて

閑話休題。ニュースについて考えましょう。サクラを使って話題作りですか。派遣を雇ったのがまずかったと思う。やるなら正社員でやればよかったのではないかって思います。得体の知らない人を1000人も集めれば、情報が漏れるのは当たり前。企画を立てた人間と、企画を承認した人間が悪いと思います。ネットがここまで普及した日本でやるにはリスクが大きすぎると思いますね。

一日の来店者数がサクラに使った人数の十倍になって、そりゃあ社内的にメリットもあったんでしょうが、こうやってニュースで叩かれるのは目に見えていた訳で、一日の売り上げという短期的なメリットよりも、これからしばらく叩かれることによる長期的なデメリットの方が明らかに大きい。よって、よっぽど切羽詰った人が決断を下したのかなーという感じがします。そう考えると、問題視すべき点はマクドナルドの成果主義になるのかな。まあ、ヤフーのトップニュースになるくらいだし、それなら追々明らかになっていくことでしょう。そういう成果主義の影!って感じの話題がネットのニュースサイトは大好きだから。

一方でマスコミの陰謀ではないのかっていう考えも私の中にはあります。マクドナルドは何だかんだで素晴らしい寄付活動とかしてますし、官公庁に睨まれることもしているかも知れません。その結果、「ちょっとマクドナルドうぜぇから、信用失墜させてしまえ」的なことで、このニュースが出来上がったのかも知れません。派遣の証言はでっち上げで、むしろウソの証言をすることが派遣の仕事だったりして。いや、もっと壮大に、マクドナルドを偽証する人間がフルキャストにサクラを依頼したのかも知れない。そうなると、マクドナルドは何も知らずにこのような事態に巻き込まれたことになります。

というような小説を考えた末、記事では「マクドナルドの中の人が認めている」ということですので、そんな陰謀はないことが証明されました。さすがにそこで嘘はつけないだろうと。しかし、記事に出てくる中の人がスパイだったら・・・? 言い出したらキリがないけど。

■これからの消費者動向

さて、このニュースによるインパクト、ですが、私個人はこれからもマクドナルドは利用していこうと思ってる派です。クォーターパウンダーももちろん食べる。好きなものは好きな時に食べる主義なので。というか、このニュース読んで、即マクドナルド反対!って気持ちは起こらなかったというのが正直な感想です。やっぱり2ちゃんねるとかでは、この記事に熱くなってるのかな。

一方で、他の人たちの動向ですが、利用しなくなる人は結構いるんじゃないかなーと思います。不況で解雇された人がたくさんいる昨今の雇用事情を考えますと、「派遣を悪用して」「自分の利益しか考えてない」とかの文字が並ぶと、マクドナルドをやめて、吉野屋にいっちゃう人が大勢いるかも知れません。

■これからのマクドナルド

利用者が減って、マクドナルド値上げしちゃうかも知れませんね。「昨今の資源高騰により」とか言い訳しつつ、内情は利用者が少ない為だったりして。そもそもクオーターパウンダー自体、高級志向な商品な訳だし、高級志向にシフトしたいが為に、マクドナルド幹部は安価なハンバーガーセットしか頼まない人を追い出したかったのかも知れません。それがこのニュースに結びついたのかも知れません。となれば、ここまでは狙い通りですね。

ただ、クォータパウンダーって特別高いって感じはしないんですよね。安いと思ってるわけじゃないのですが、てりやきバーガーとかと大差ない気がするのです。一昔前のモスの「匠バーガー」と比較してるからなんですが、匠バーガーと比べると高級志向に疑問符がつくハンバーガーなんですよね。「俺は高いモノを食ってるんだぜ、へへーん」っていう充実は得られないバーガーだと思います。そもそも、ノーマルハンバーガー以外のハンバーガーが全体的に高いからクオーターパウンダーの高級感も今ひとつという気持ちが大きいです。マクドナルドはクォーターパウンダー以前から高級志向路線を考えていて、安価なハンバーガー・チーズバーガー以外のバーガーを高く設定していたような気がします。

しかし、高級志向って言わば上位市場を狙うってことだと思うのですけど、「イノベーションのジレンマ」によると、こういう企業って必ず失敗するんですよね。上位市場を狙うものは、新規参入企業に負けてしまうイノベーションのジレンマです。
なので、マクドナルドの高級志向戦略は個人的にはダメだと思ってます。少なくとも成長路線は描けないと思う。モスバーガーのように、高級路線で行って売り上げをキープしてる企業もあるけれども、あれってモスバーガーの規模だから成り立つ話だと思うんです。貪欲に拡大を続けるマクドナルドという企業が取るべき戦略じゃないと思います。マクドナルドは価格破壊戦略とかグローバル化の方向が正しいと思います。不況でそういうのはやり辛いけれども。
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by shohey0229 | 2008-12-28 15:55 | 雑感