カテゴリ:読書( 119 )

企業を買収してうまくいく成功率は1/3なのだそうだ。これはM&Aによって、企業価値は単純な足し算とはいかず、むしろマイナス面を生みやすいことを示唆している。

マイナス面を生みやすい要因としては、第一に経営者のレベルが挙げられる。企業がでかくなれば、経営者が解決すべき問題は複雑化する。しかし、M&A後にどうなるか、どうしたいかのビジョンもないまま進行するM&Aは多々あり、これらが買収の失敗に帰結する。

これらビジョンを持たない買収の多くは、目先の利益で動いている場合がほとんどだ。一社では設備投資負担が重いから、市場でシェアを取らなければ戦いが楽にならないから、など。一見は合理的なのだが、合併すれば問題は本当に解決するの?と思うことが多い。

今後、全てのビジネスは分業化・サービス化していく傾向にあり、企業規模がモノを言う時代でもなくなった。ならば、M&Aが担うのは、企業価値と企業価値の足し算ではなく、相乗効果ということになる。安直な資本拡大指向ではうまくいかない。

これからの優良企業 (PHPビジネス新書)

安井 孝之 / PHP研究所


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by shohey0229 | 2010-01-31 23:34 | 読書
最近敵が多いような気がして読んだ本。

敵がいてこそ人は大きく成長できる、という考え方には同意。中でも、味方のように見えて敵だった人が及ぼした悪影響と、敵のように見えて味方だった人が及ぼした好影響が支配的となると思う。

男には七人の敵がいる (PHP新書)

川北 義則 / PHP研究所


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by shohey0229 | 2010-01-31 22:48 | 読書
読書バトンをやりました。改行しろよって思う読みにくさ。
fc2の自動挿入なので、立ち入れないのです。
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by shohey0229 | 2008-12-28 17:30 | 読書
一年の締めに今年読んだ本をまとめてみる。

カテゴリー分けの定義は、以下の通り。
小説 → フィクションの本
雑学・勉強本 → 知識を主に扱った本
自己啓発本 → 著者の主張が強い本
ビジネス書 → 知識+主張って感じの本
娯楽本 → 上記のいずれでもない本
# カテゴリーの境界に俗す本が多い。本屋の店員はどうやって分類してるんだろ。

今も印象に残ってる本に★をつけた。影響を受けた度合いで★の数が1〜2に変動。

計58冊

・小説−計26冊
みぞれ
パラレルワールド・ラブストーリー
きみの友だち
グラスホッパー ★
西の魔女が死んだ ★
死神の精度 ★★
チルドレン
変身
ネバーランド
楽毅(1)〜(4) ★★
イニシエーション・ラブ ★
アヒルと鴨のコインロッカー ★★
年下の男の子
僕たちのミシシッピ・リバー
TSUGUMI
カラマーゾフの兄弟(1)〜(2)
償い
ゴールデンスランバー
異邦人 ★★
一瞬の風になれ
チーム・バチスタの栄光(上)(下)

・雑学・勉強本−計11冊
レバレッジ英語勉強法 ★★
「1秒!」で財務諸表を読む方法
統計学入門 ★★
やさしくわかるExcel関数・マクロ ★
初めてのPerl ★
速攻!パソコン講座エクセル ★
統計でウソをつく法 ★
LSI設計の基礎 ★
ポジティブ・イングリッシュのすすめ
スタバではグランデを買え ★
へんな趣味オールガイド ★★

・自己啓発本−計21冊
打たれ強くなるための読書術 ★★
夢をかなえるゾウ ★★
やる気のスイッチ ★★
自分の中に毒を持て
考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術
仕事は5年でやめなさい
偽善入門 ★★
100のノウハウよりただ一つの自信 ★★
脳を生かす仕事術 ★
理系思考 ★
「人たらし」のブラック心理術
仕事は楽しいかね? ★
どんな仕事も楽しくなる3つの物語
男はなぜ急に女にフラれるのか?
女が歓ぶ「口説き」のテクニック
モテる男の会話術
入社3年までに勝負がつく77の法則 ★★
不機嫌な職場 ★
聞き上手になるには
編集者という病い ★★

・ビジネス書−計9冊
28歳からのリアル
スティーブジョブズ 神の交渉力 ★
パラダイス鎖国 ★
フラット化する世界(上)(下) ★★
イノベーションのジレンマ ★★
日本のもの造り哲学 ★★
謎の会社、世界を変える。−エニグモの挑戦−
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ★★

・娯楽本−計1冊
B型自分の説明書

■所感
冊数では小説と自己啓発本が20冊オーバーと最も多い。気分で読みたいものを読んでいたので、読みやすい小説や自己啓発本に集中したのだろう。

一方、カテゴリー別に
  (★の数)÷冊数
を計算してみると、
 小説=0.42
 雑学・勉強本=1.09
 自己啓発本=0.86
 ビジネス書=1.11
 娯楽本=0.00
となっていることが分かった。娯楽本は特殊カテゴリーなので置いといて、冊数の多い小説が際立って低いことが分かる。小説は読んでる瞬間は面白いのだが、時間を置くと「それほどでもなかったな〜」と思う本が多い。リストを作っててそう感じた。その本のテーマすら思い出せない本もあったし。
しかし一方、冊数が小説の半分以下のビジネス書や雑学・勉強本が非常に高い値を示している。これらの本は随分前に読んだものでも、結構頭に残っていることが分かった。

「小説は読書するに値しない」と言うつもりは毛頭ないし、これからも圧倒的に小説を読み続けるだろうと思う。だって小説読むのって楽しいもん。けど、フィクションじゃない本は着実に頭に残るし、必要性が無視できないなって痛感した。


■来年の目標

今年は結構読んだつもりだったのに、58冊という中途半端な冊数が悔しい。自分の中では毎月10冊を目指してた。本格的に読書し始めたのが4月からだったので、80冊はいってて欲しかった。小まめに集計してれば、もうちょっと良くなったと思う。という訳で来年は、中間集計を挟もうと思う。お盆休みくらいに。んで、月平均10冊→年120冊を目指す。

#「目標は常に前年対比を上回るものよ!」ってどっかのハルヒが言ってたけど、目標未達の場合はどうするんだろ。

読書の冊数にこだわるのは意味が無いことだと考える人もいるが、私はそうは思わない。一冊の本を読みつくす「精読派」の人も読書好きなんだとは思うけど、私とはタイプが違う読書好きだと言える。私は、常に新しい本と出会いたい系の読書派なのだ。色んな考え方を知る、とか綺麗ごとは言うつもりもないし、色んな考え方を受け入れていては、うまく生きていけないことも知ってる。けど、視野が広がっていくことは、自分の世界が広がっていくということである。人間は、自分の視野に入っていないものを現実とは思えない生き物だから。自分の活躍の場が広がり、嬉しいことも、苦しいことも人一倍体験できる。これって人生の充実とは呼べないだろうか? 人より人生を濃密に経験してるっていうことにはならないだろうか?

また冊数という数字にこだわることで、読書をがんばれる。達成感が残る。「質の良い読書」という曖昧な目標を掲げれば、何が基準で目標を達成したかが分からず、きっと止めたいときにすんなり諦めてしまうと思う。「趣味なんだから、やめたければやめればいいじゃん」という考え方もあるが、そうやって諦め続けると、何も残らないのだ。齢80歳にして「俺の人生、むなしかったなー」というパターンだと思う。人生に圧倒的な達成感を感じたければ、一度好きになったことを継続的に続ける必要がある。その為の目標であり、達成を得るための数字なのである。

そして、重要なことは色んな本で語られてるものだ。重要なことを一冊の本を読んで学んだ気になっていると、必ず忘れる。成功者の習慣を一冊の本を読んで学んでも、100%継続できない。繰り返し色んな本を読み続けることで実践を「継続」できるのである。継続できなくても、実践できていない自分に気付くことができる。それだけでも大きな意味がある。だから膨大な冊数を目指すことに意味があるのだ。
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by shohey0229 | 2008-12-27 20:05 | 読書
みぞれ (角川文庫)みぞれ (角川文庫)
(2008/07/25)
重松 清

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■あらすじ

あなたに似た人が、ここにいる―。幼なじみの少女が自殺未遂、戸惑いながら「死」と向き合う高校1年生の少年。結婚7年目、セッカチな夫に最近うんざりしてきた妻。子供がいないとつい言えなくて、一芝居うつ羽目に陥った夫婦。どちらかがリストラされる岐路に立たされた40歳の同期社員。晩年を迎えた父に、複雑な思いを抱く43歳の息子…。ひたむきな人生を、暖かなまなざしでとらえた11の物語。文庫オリジナル短編集。(amazonより引用)

■感想

amazonに書いてある通り、特殊な状況に立たされた主人公達の話。最近、短編集と言っても、各話で微妙に繋がっている短編集ばかり当たってたので、この本みたいに完全な短編集は久しぶりだった。

「へなちょこ立志篇」というホームレスに高校生が弟子入りする話があったのだけど、その話の主人公が1番好きだった。アホなことをやる奴が僕は大好きだから。
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by shohey0229 | 2008-12-27 18:44 | 読書
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
(1998/03)
東野 圭吾

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■あらすじ

夢の世界では、自分の恋人が親友の恋人になってるというポルナレフ的展開。ミステリー兼SF作品。

■感想

なかなか面白かった。伊坂以外のミステリー読むのって久しぶりだったし。東野圭吾なのでなんとなく重い感じはした。なので買ってから読み終わるまで四ヶ月くらい費やしてた。

パラレルワールドを題材にした話では、石田衣良のブルータワーっていう小説があって、そっちも良かった。全く違う話だったけど。そして今思うと恥ずかしくなるようなファンタジーだったけど。
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by shohey0229 | 2008-12-22 21:58 | 読書
やる気のスイッチ!やる気のスイッチ!
(2008/11/21)
山崎 拓巳

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■内容&感想

モチベーションが下がりきってしまったときに読む本。やる気を出すにはどうすればいいのか、について書かれている。詩のような、写真集のようなおしゃれな本だが、良いこと書いてる。丁度、やる気をなくしてたところだったので、買った。読んだ。

特に「ほおっ」と思ったのは、セルフイメージについて。憧れの人の輪に飛び込んで、セルフイメージを高めると、自分がそうじゃないことに対して居心地が悪くなり、自然とやる気が湧いてくるって書いてた。そういえば、最近憧れとか夢が自分の中で不明確になっていたな、と感じた。

「願ったことは叶う、言葉にすればより叶いやすい、書いて残せばさらに叶う」
どの成功本にも書いてあることなのだが、そういう希望を持ち続けていくことがなかなか難しかったりする。人間、楽な方へと流れていくものだから。逆に、こういうところが成功する人と平凡なまま生きていく人の分岐点なのかな、なんて思っている。
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by shohey0229 | 2008-12-21 10:13 | 読書
きみの友だち (新潮文庫)きみの友だち (新潮文庫)
(2008/06/30)
重松 清

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■あらすじ

小学五年の時、恵美は交通事故で足に障害を負う。落ち込んだ恵美は「友達」に八つ当たりし、次第に嫌われ、孤立する。そんな時、いつも一人でいる病弱な由香と知り合い、孤独な者同士、仲良くなっていくのだが……。群れて一緒にいることが友だちなのではない。むしろ一緒にいない時に思い合ってる。そんな友情を描いた短編集。

■感想

重松清が書く小説はピュアだと思う。心にストンと落ち着く。正しいことを言ってるのに、いやらしさを感じないセンスはいつ読んでも良いなぁと思う。滅多にハズレが無いことも良い。何か小説を読もうって思ったら重松清だって思うもん。

それなのに、なぜか「これだ!」と思えるヒット作が無いんだよな。私の中で。どの小説もすばらしくて、良いテーマを書いてると思うのだけど、私的ランキングでナンバーワンだって思う小説はきっと重松清ではないんだよな。
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by shohey0229 | 2008-12-18 23:18 | 読書
グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
(2007/06)
伊坂 幸太郎

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■あらすじ

主人公の鈴木は妻を殺された復讐の為、非合法的な会社に潜入する。ところが、復讐したかった犯人・寺原長男が車に轢かれたように見せかけて殺される。鈴木は寺原長男を殺した「押し屋」を尾行し、所在を突き止めるのだが・・・。

■感想

食わず嫌いってこういうことなんだったんだね。序盤はそれほど面白いと思って読まなかったけど、中盤・終盤はミステリーの側面が出てきてとても楽しめました。
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by shohey0229 | 2008-12-14 16:18 | 読書
西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

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■あらすじ

中学の女子グループ特有の文化に馴染めなかったマイは祖母の家で過ごすことになる。祖母はマイに魔女修行をさせる。「魔女は自分の聞きたくないもの、見たくないものは見ないのです。考えたくないことは考えないのです。自分で自分の感じることをコントロールするのです」。そうして、打たれ強くなったマイは社会復帰する。

■感想

グリム童話を連想させるようなタイトルだけれども、日常的で平和で暖かい話だった。祖母の考え方には同意だ。世知辛い世の中、他人の考えに振り回されていては、生き辛い。自分を取り巻く環境はコントロールできないけれども、自分の内側にある世界は舵を握って操作しなければいけないと思う。何事にもポジティブな面を見つけ、他人の言動に振り回されず、それでいて本質的に異なる他人と協力しながら生きていくのである。
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by shohey0229 | 2008-12-13 11:22 | 読書