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統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス 120)統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス 120)
(1968/07)
ダレル・ハフ

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・内容

ニュース記事や評論にさりげなく挿入される統計学−平均値とか成長率とかの数字。統計があるだけで説得力があるように感じてしまうことも多いが、あれらの数字の中には意味のないものや、一般の人に誤解を招かせるものがほとんどだ。企業(特に広告会社)は自分の利益の為に、詐欺的に統計を利用している傾向もある。本書はこうした事例を取り上げ、統計で騙されない為に、統計でウソをつく方法を紹介している。

・感想

中島さんのブログlife is beautifulの記事でちょこっと引用されてて興味を持って購入。

良い本です。こういう雑学的な内容の本を読みたいと思ってた。抽象的な議論に留まらず、事例が数多く紹介されている点が良いと思う。ブルーバックスはこの手の本が多そうなので、また見つけたいものだ。

さて、論旨だが、学生時代の研究を経験した身としてはよく分かることが多かった。研究って自分の成果を評価されてなんぼの世界だから、成果をよりよく見せる為に、一番いい統計指標を使うものなんですよ。逆にあんまり凄く見えない数字は、自分の中に仕舞い込む。都合の悪い数字は見なかったことにする世界も分野によってはあります。良心の呵責に悩む研究者は数多いと思う。本当によい成果ってなかなか出ないから、こういうことで食いつないでいかないと生きていけないんです。ちなみに偉い人は、こういう統計のごまかしは大抵見抜いています。
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by shohey0229 | 2008-06-21 12:23 | 読書
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))
(2008/03)
城 繁幸

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■内容

若者の離職率が非常に高い現代。著者は3年で辞めた若者のその後を追い、人は今どういう生き方をすべきなのか、会社はどうあるべきなのかを考察している。
人は会社に依存せず、自分が目指すべきものを自分で考え実行しなければいけない。高度経済成長期の会社なら、長く働けばポストを用意し賃金で評価してくれたが、今の会社にそんな余裕は全くない。見返りのない滅私奉公などせず、自分の夢や目標を達成できる会社に転職した方が、年を取ってから人生を振り返った時に後悔しないだろう。
また、会社は年功序列を廃止し、さらに形だけの実力主義も廃止し、完全実力主義に移行すべきだと訴えている。年功序列は高度成長期にしか成立しないシステムである。経済成長率が鈍くなれば、賃金も増やせないし、ポストも増やせない。その皺寄せを若者に押し付けているのが今の企業だ。だが、若者が逃げれば、企業はそのうちに死んでしまう。昔のような経済成長が見込めない今のような時代には、完全実力主義により労働者のモチベーションを保ちつつ、持続的な経営を目指さないといけない。

■感想

僕の働いている企業は滅私奉公とは程遠く、やりたいことを出来る場所なので、良い企業なんだなって思った。昔は年功序列企業の一つだったと思うんだけど、ピンチに陥ってからの大きな改革で、実力主義やワークライフバランスといったところにも気を配るようになったらしい。その改革の際に待遇が悪くなった老人達はこの会社を相当憎んでるのだけど、先を見据えれば正しい選択だったのではないかと思う。この本を読んでて、理解のある経営者って貴重なのだなと思う。多くの人に恨まれることを選択した訳だから。

単なる評論じゃなく、一人一人の若者の事例を紹介してたのが好きな点。他人の夢とか価値観とか、美学に触れることが最近は一番楽しい。夢とか目標って他人が共感できるレベルまで表現力を高めないと、後援者がつかないので達成しにくいものだと思います。ここで言う表現力っていうのは、文学的な表現力じゃなく、自己中な話じゃないっていうこと。自分の夢だから、自己中になりがちだけど、そんな夢を応援してくれる人はいないから。
というか夢って深く大きく拡張していけば、最終的に世の為、人の為の夢になる訳で、そこまで考えて話せば、誰もが応援してくれることだろうと思います。この本で紹介されてるマズローのモチベーション理論は、一般的な人間は、ある程度の欲求が満たされてから、より高い理想を目指せるようになると言ってるが、僕は高い目標はいつでもどこでも立てられるものだと思ってる。現状に不満があるから夢を見たりもするし。

さて、'08年度新社会人は、3年で辞めるつもりはない人が圧倒的多数だというアンケート結果が出ているという。就活が空前の売り手市場だった為、就職先に満足しているからだそうだ。僕の身の回りの同期を見渡しても、終身雇用と安定を望んでいる人は多い。まあ、うちの会社は自由だし、プライベートを充実させる生き方も、仕事を充実させる生き方も出来るから、一生ここで働いても良いと思う。他社の友達もそう簡単に辞める人はあんまりいなさそう。とりあえず、入社して二ヶ月ちょいではネガティブに考える人はいなさそうです。僕の周りには。
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by shohey0229 | 2008-06-14 09:50 | 読書
B型自分の説明書B型自分の説明書
(2007/08)
Jamais Jamais

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・内容
人から誤解を受けがちで、口下手だから説明も苦手なんだけど、人一倍自分のことを理解されたがっているB型の為の自分の説明書作成マニュアル。

・感想
この本は、二ヶ月くらい前に書店で見つけて面白そうだなって思ってました。けど内容薄いし、買うほどではないや、って思ってました。でも、書店で見かける度に手にとって読んでいたので、やっぱり買った。決して巷で流行ってるから買った訳じゃなく、むしろ流行ってるからできれば買いたくなかったんだよな。

・・・というようなB型の性格が書かれていて、共感できる点がしばしば。血液型占いなんて所詮はバーナム効果に過ぎないと思うけど、この本の目的は「自分の説明書作成」ということなので、わりとすんなり受け入れた。
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by shohey0229 | 2008-06-08 09:42 | 読書
TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)
(1992/03)
吉本 ばなな

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・あらすじ
体が弱いが、わがままな少女・つぐみとその周辺を描いた物語。

・感想
そんなに言うほどわがままでは無いような。むしろ他人に対して優しいことを実行できていて羨ましかった。
物語としては、何も起こらなかったな、というのが正直な感想。女性作家は細かく書きすぎるのかも知れない。ストーリーの中に意味の無いエピソードが多かったように感じられた。
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by shohey0229 | 2008-06-03 19:45 | 読書
入社3年目までに勝負がつく77の法則 (PHP文庫)入社3年目までに勝負がつく77の法則 (PHP文庫)
(1998/03)
中谷 彰宏

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・内容
社会人は新人時代に学ぶことが最も多い。ここで怠惰に過ごしたものは一生を後悔することになるという内容。

・感想
最近は主に同期との人間関係のことで落ち込むことばかりだ。どうしてこんなにコミュニケーション能力が低いんだろうと情けなくなってしまう。周りが良い人が多いので、面白いイベントに誘ってもらってるけど、場の空気を悪くしてしまう自分のいる意味はあるんだろうかって、よく考える。前に出ればヤケドする。しかし、沈黙で過ごせば気を使わせてしまう。八方塞の状況にストレスばかりが蓄積する。みんな立派すぎて、悩みを話せる相手もいない。

この本は主に仕事について書かれていて、僕が悩んでるような同期の人間関係については全く書かれていない。しかし、今回再読してみて、この本の本質的な主張は「ストレスに意味がある」ということだとと気付いた。人が社会で過ごすあらゆる行為にはストレスが付きまとう。しかしストレスほど人を磨くものはない。

それなら、このようなストレスフルな日々も意味があり、むしろ最高に自分の利益になっているなと思えて、自信がついた。ストレスを感じられる幸せに気付いたのだ。
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by shohey0229 | 2008-06-01 12:24 | 読書